名入れボールペンに使用するフォントは、出来上がった名入れボールペンの印象に大きな影響を与えます。比較的軽視されがちなフォント選びですが、出来上がりの印象を意識した選択が求められます。渡す相手が年配の人の場合と、若者の場合とで同じというわけにはいきません。また、贈り主との関係性も無視することは出来ない要素になるので、それらの点を十分に考慮しながら決めることが大切です。
シンプルで特別な印象を与えないのが明朝体になります。自然な感じに仕上がるので、プレゼントする相手の年齢や立場を選びません。無難な選択をしたいのなら明朝体を選んでおけば、後で困ることにはならないでしょう。アルファベットでの名入れをする場合なら筆記体での印字も効果的で、強く主張することのない自然な感じに仕上がります。
モダンな印象になるのがゴシック体で、若い人に対して友人関係にある人からのプレゼントとして送られる名入れボールペンとして向いているフォントと言えます。カジュアルな印象を与えるので年長者へのプレゼントとしては向かない可能性もあるので注意しておく必要があります。少しマニアックな書体としては行書体も魅力的です。毛筆での書体を連想させるもので、大人の雰囲気を醸し出してくれます。
高価なボールペンと組み合わせれば、より一層の高級感が出ることが期待出来ます。お世話になった上司などが定年退職する際などには向いているフォントと考えられます。